圧倒的なブランドを作るための絶対条件とは?

どうも!ブランドクリエイターの中江です。

「ブランドを構築するためのWeb集客講座」の第1回目は見ていただけましたか?

僕がどうやってインターネットを活用して、ブランド構築をしてきたのかが、わかっていただけたんじゃないかと思います。

Vol.1:「インターネットを活用したブランド構築戦略」


結構、反響も大きくて、100名以上の方から感想を頂けました。

大変、有難いです!

少し頂いた感想を紹介しますね。

インターネットメディアがここまでパワーがあると、思いませんでした。中江さんのお話しを聞いていると、とても明るい未来が先にあるように感じられて、ヨーシ、頑張ってやるぞ〜という活力が湧いてきます。ただ、いかに正しく行うかですね…中江さんでも、300記事書いて月間5000pvなんてことがあったと聞き、親近感が湧きました(笑)

そうそう、この第一話を見ると、インターネットのメディアがいかにパワーがあるのかというのがよくわかると思います。

このことは「Webが苦手でよく分からない」という人でも、理解できます。

また、インターネットを活用した集客においては、「いかに正しく実践するのか」というのも非常に重要になってきます。

僕の場合は、Web集客のことを学び始めた頃に、ブログを300記事書いたのですが、全然集客に繋がらず、挫折した上手くいかなかった時代がありました。

でも、ある時、正しいやり方を見つけたことで、あれよあれよと、歯車が合い始め、たった15記事程度でも、2万人以上に見られるようなサイトになり、集客できるようになりました。

「いかに正しい方法を見つけて、実践していくのか」というのが重要なわけですね。

じゃないと、せっかくかける時間と労力が無駄になりますからね。

また、こんな感想もいただいてます。

自分の中での漠然とした”ウェブ集客”に対する疑問が何なのか理解できた気がします。ネットでの宣伝の世界に対してズブの素人の私は、とりあえずLP作ってSNSにアップしたけど、アクセスがないことに対して、どの段階が間違いなのかをわかっていない、ということがわかりました。

そうそう、結構、この第一回目の動画講義は、ウェブのことが苦手な人にも好評で、

今までのWeb集客がなぜ上手くいかなかったのかがわかった!

という感想が結構多かったですね。

そもそも、インターネットってどこから人が見にきてくれるのっていう話もしてますからね。

復習のついでにも見ておいてください。

このLINE@では、限定コラムの配信も並行して行っていきます。

動画のフォローアップ的な位置づけで限定コラムは捉えておいてください。

動画コンテンツ+限定コラムを理解し、実践することで初めて最大限の効果を発揮します。

早速ですが、今日は「ブランドを作るための絶対条件」というテーマでお話していきたいと思います。

ブランドになることができれば

  • 価格競争に巻き込まれない
  • 向こうから理想的なお客さんがやってくる
  • 新規集客に困らない
  • リピート集客に困らない

こんな状態をビジネスで実現していくことが可能になります。

では、具体的にはどうすればいいのか?

このヒントは「日本の企業」にあります。

日本という国は世界でも、稀に見る長寿企業大国でもあるということを知ってますか?

稀に見るというか、数で言えば、ダントツで世界一です。

帝国データバンクの統計によれば、日本において創業百年を超える「100年企業」の数は約2万6千社もあります。

2位のドイツは数千社規模なので、ダントツで1位。

創業100年といえば、昭和恐慌、世界大戦、ニクソン・ショック、石油危機、バブル経済の崩壊、リーマンショックなどなど、数々の時代の大きな荒波を乗り越えてきたというのだから、その凄さはわかるはずです。

なぜ、日本にこれだけ多くの長寿企業が存在できるのか。

企業というのには大きく分けて2種類のタイプがあります。

  • アングロサクソン型
  • ライン型

アングロサクソン型は、アメリカやイギリスなどの西洋諸国で、よく見られるビジネスモデルなんですが、一言で言えば「利益至上主義型」です。

ビジネスにおいて一番重要なのは何か?

と聞かれた時に「利益」と答えるような企業が採用しているモデルです。

だから、ビジネス上における全ての判断は「会社にとって利益になるのかどうか?」を基準にします。

このモデルの特徴は、「利益に直結すること」を合理的に無駄なくやっていくので、短期的に大きな利益を上げることができます。

ただ、こういうスタイルでやっていると、ビジネスは長続きしません。

それは長寿企業国のランキングで、アングロサクソン型の国が入っていないことからも明白に分かることです。

基本的に短命です。

というのも、アングロサクソン型は、お客様や従業員に悪影響があろうと、「利益」を最優先するので、その企業を支えてくれている人たちの支持を失うからです。

例えば、飲食店で考えるなら、

できるだけ人件費は削りたいから、業務を簡略化して、正社員は雇わず、いつでもクビを切れる、アルバイトだけで構成できるようにしよう

添加物使った方が材料費が安いからできるだけ材料は質が悪くても、安いものを使おう

みたいな感じですかね。

多分、こんな飲食店であれば、従業員の人は誇りを持って働けないですし、ずっとこの会社にいようとは思わないですし、お客さんにしても、価格が安いから来るだけであって、何か特別な理由があって、この飲食店に来るわけではありません。

このアングロサクソン型を突き詰めていけば、究極的には、そういうところに行き着きます。

どこにでもあるような、ファーストフード店みたいなものです。

絶対にブランドにはなれません。

そうなんです。

企業が「利益」を最優先すると、ブランドにはなれません。

言い方を変えると、「なぜ、その仕事をするのか?」と問われた時に、「お金を稼ぐため」と答えているようでは、ブランドにはなれないということです。

そして、このアングロサクソン型と対極にあるのが、ライン型です。

長寿企業が多い、日本やドイツで多く採用されているモデルです。

このモデルが重要視するのは「関係性」です。

従業員やお客様との関係性です。

例えば、創業160年の伊藤忠商事の創業者となった、伊藤忠兵衛は、まさにこのモデルを採用していました。

中でも「三分利益」という制度はそうですね。

この三分利益とは何かというと、簡単に言えば、店で上がった売り上げは「主人」「奉公人」「将来の不測のための備え」で、3分の1ずつしようという制度です。

これは江戸時代では珍しいことでした。

特に奉公人というのは商売の基礎を叩き込んでもらう代わりに、給料はスズメの涙程度しかもらえず、利益は主人や幹部が独占するものだったからです。

これはアングロサクソン型の視点から考えれば「あり得ない」制度です。

というのも、単純に経営者としての自分の儲けが減ってしまうからです。

でも、伊藤忠兵衛は、この三分利益を採用したことによって、大きな恩恵を受けることになります。

というのも、三分利益を採用したことによって、頑張れば頑張る分だけ、奉公人は自分の給料が増えると確信し、より熱心に業務に励むことができたからです。

それによって、ビジネスの利益もさらに拡大していきました。

また、伊藤忠兵衛は「牛鍋の日」というのも月に何回か設けました。

牛鍋とは今でいうすき焼きのことで、これを奉公人に振る舞うという日です。

当時の奉公人が食べるご飯は、1日2食で、昼飯はご飯、つけもの、味噌汁で、夕飯は、ご飯、つけもの、味噌汁、魚程度のものだったそうで、非常に質素な食事しか与えてもらっていませんでした。

特に育ち盛りの若い人には、なかなか厳しいメニューです。

これはどこの商家でもそうでした。

伊藤忠兵衛はそれを見かねて、より精をつけて頑張ってもらいたいと、こんな大盤振る舞いをしました。

これもアングロサクソン型の視点から考えると「あり得ない」です。

牛鍋を振る舞ったからといって、それが直接利益を生むわけではないどころか、単純に赤字です。

また、忠兵衛は、時には芝居に連れて行ったり、相撲を見に連れて行ったりしながら、部下との関係性をより深めていきました。

このことによって、忠兵衛は奉公人(部下)から絶対的な信頼を確立し、非常に有能な人材を自分のところに抱えておくことに成功しました。

これも伊藤忠商事が拡大した一つの要因です。

こういうことを従業員に対しても、お客様に対しても、行っていく企業が、ライン型ですね。

利益を最優先するのではなく、目の前のお客様のために商品・サービスを提供する。

そうやって商品・サービスを提供すると、もちろん、お客様から信頼を得ることができます。

「この人・会社・お店だから」選ぶという関係性を構築することができます。

「この人・会社・お店だから」という理由は、コピーできません。

だから、そういう関係性を築くことができる企業は、時代を超えて繁栄していくことができます。

まさにブランドですね。

だから、ブランドになるための絶対条件というのは、「理念を持つ」ことなんです。

つまり、「こういう人の助けになりたい」というシンプルな思いですね。

これがあるかないかで、ブランドができるかどうかが決まると言っても過言ではありません。

今の自分がどういう状況にあろうが、この「理念を持つ」ということはできます。

会社の規模なんて関係ありません。

なので、是非、今回の記事をきっかけに

自分はどういう人の助けになりたいのか?

ということを考えてみてください!

では!