AIシンギュラリティ時代に求められるビジネスの形

人工知能

どうも!ブランドクリエイターの中江です。

今日もLINE@限定ブログをお届けしていこうと思います!

今、時代はとてつもないスピードで、大きく移り変わろうとしています。

特にAIを中心としたテクノロジーの進歩がそうですね。

AIの強みは、過去から現在までの膨大なデータを処理し、関係性を把握し、過去を踏まえた上で、未来に最適化した答えを出すということです。

その強みを活かせば、「誰がやっても同じ」ような単純作業は当然ですが、「未来を予測する」なんてことも行われます。

実際にその未来予測は、使われています。

例えば、カリフォルニア州サンタクルーズの警察では、

その地域で、これまで起こってきた過去の犯罪データを集め、人工知能に処理させることで、

「どの時間、どの場所で、どんな犯罪が起きるのか?」などを事前に予測しています。

結果としては、それによって、

  • 逮捕者数は5割増加
  • 犯罪率は2割減少

までしたそうです。

また、2045年には、量子コンピューターによるデータ処理速度は異次元のレベルまで達し、現代のスーパーコンピューターで数千年かかる計算が一瞬で行えるようになるそうです。

そんなことができれば、オックスフォード大学の研究でも出てる通りですが、2030年代には、今の仕事の約半分が人工知能に取って代わられるなんてことにもなります。

また、レイカーツワイル氏によると、

2045年には全人類の知恵を結集しても勝てないようなコンピューターが登場したり、今の性能のPCなら、値段も10万分の一になるし、サイズも血液細胞と同じくらいになるそうです。

そうした未来が来ると、予測した上で、ビジネスというのは考えていかなければなりません。

まず、確実に予測できるのは

  • 機能的価値の追求
  • 効率・効果の追求
  • 合理性の追求
  • 利益の追求

だけをやっているビジネスは詰んでいるということです。

というのも、それは人工知能の得意分野だからです。

例えば、美容院をモデルに考えてみましょうか。

美容院における機能的価値の一つとしては、「カット」というのが大きな割合を占めると思います。

じゃあ、そのカット技術を追求し、できるだけスピーディーにお店の回転数を上げて、値段を1000円カットにし、利益を追求するというお店をやるとします。

でも、恐らく、人工知能が発達すると、機械を導入するだけで、自分に合う髪型を複数パターン提案してくれて、機械に頭をセットするだけで、10分で理想の髪型になれるというような
お店が出て来ると思います。

それでたった500円。

回転数も早いから、お店もどんどん儲かっていきます。

ポイントなのは、人工知能と競合になるような方向性でこれからのビジネスを考えないことです。

人工知能がすぐにでも、代用できそうなことをやっていたらすぐに価格競争に巻き込まれて、必ず負けます。

では、どうすればいいのか?

人間にしかない、「人間らしい」ことをやっていくしかありません。

では、人間らしさとは何か?

それは

共鳴を起こせること

です。

人工知能のお店からは「どんな想いでやっているのか」「どんな人がやっているのか」「これまでどんなお客さんがいたのか」などは見えません。

人工知能型のビジネスには、「売上の追求」だけを目指した合理性しかありません。

人はそこに対して、共鳴しません。

でも、例えば、とある美容院のオーナーが、開運カットというコンセプトでお店を開いていたとします。

その美容院では、お客様の顔相や頭の形、事前のヒアリングシートやカットしている最中の会話からその人の人生が開運していくような髪型を閃き、提案し、その髪型にしていくというようなサービスをやっていたとします。

そして、実際に、その美容院でカットを受けてから

  • 仕事
  • 恋愛
  • 結婚
  • 人間関係

など、どんなジャンルでも人生がうまくいくひとが続出したとします。

そして、そんな人のストーリーが、ホームページには山のように掲載されています。

よくよく話を聞くと、そのオーナーは、小学校の時にいじめに遭っていて、いじめをきっかけに転校することになり、どうにかして次の学校では、友達を作れるようになりたいと思い、思い切ってこれまでの自分とは違う自分になりたいと思って、美容院に行き、イメチェンをします。

そこの美容院の美容師さんは、とても腕が良くて、思いやりもある人間的な魅力が溢れる人でした。

自分がいじめで転校したこと、だからイメチェンしたいことなどを伝えたら、真剣に話を聞いてくれ、できる限りの力と想いを尽くしてカットしてもらいました。

そして、カットの仕上がりに驚きます。

鏡を見たとき、これまでの暗く、冷たく、思い自分はいませんでした。

明るく、前向きになっている自分がそこにいました。

それで自信を持って、新しい学校に行くと、友達もたくさんでき、これまでの自分にはない明るさや社交性を身につけることができ充実した学生生活を送れるようになりました。

そんな美容師さんとの出会いから人生が変わり、将来のことを考えた時に、あの美容師さんのようになりたいと思って、

美容師を目指したのです。

自分がカットした人が開運していくような、そんなカットができる美容師になりたいと、心に誓って。

というようなストーリーがあればどうでしょうか?

カットがたとえ、1万円、2万円であってもお客さんは殺到すると思います。

こういうお店に人は共鳴しますし、そういうお店・企業・個人こそがこれからの時代は繁栄していくのです。

この理想世界への共鳴を起こしていくことこそ、これからの時代のビジネスには必要なのです。

このことについては、次回以降のブログで、詳しく解説していくので、

ぜひ、楽しみにしていてください。