ビジネスのアップデートはなぜやるべきか?
どうも!ブランドクリエイターの中江です。
さて、1月ももう後半ですね。もう1月も終わりです。
皆さんは2020年の1月はどんな月だったでしょうか?
僕はとにかく、色んな人のビジネスの相談に乗りまくった1ヶ月でした。
バリバリ順調な人もいれば、0スタートの人もいれば、倒産危機を迎えている人など、本当に様々でした。
今日は、そんなビジネス相談に乗りまくって、気づいたことをシェアしたいと思います。
今月、特に多かったのが、一時期は業績好調で何の心配もいらないくらい順風満帆だったけど、気づけば業績が傾いていたというパターンでした。
僕自身コンサル業や人の相談に乗ることを始めたのが24才のときで、それからもう4年ほどたち、これまで数百以上の会社や個人を見てきましたが、
とにかく業績が傾く会社・個人は
✅アップデートしてない
という1点に尽きます。
これは実際に一時的にでも上手くいったことがある人ならわかると思いますが、
人は何か物事を上手くいかせると、その成功に安心感を覚え、危機意識がなくなり、この目に見える成功というものが永遠に続いていくかのように錯覚します。
これは実際に相談に乗った事例ですが、その方は、1サイトだけで毎月の収益が200万円を超えるサイトを持っていました。
ほぼ記事を更新しなくても、その状態が2~3年も続きました。
すると、あるときにGoogleのアップデートが実行されて、アクセス数は1年間で95%減です。
収益も月10万円以下に落ち込み、廃業せざるを得ませんでした。
このスピード感はネット業界ならではかもしれませんが、他の業界でも歩みを止めれば、そうなってしまいます。
この人は、これまで書いてアクセスを集め続けてきたブログ記事が「資産」だと思い込んでましたが、そんなものは本当の「資産」ではありません。
これまで積み上げてきた実績、お金、資格、コンテンツなど、そういう「ストック」は資産にはなり得ません。
そんな目に見える形は時代が変われば、形は変わるか、消えてしまうからです。
重要なのは「起業家・経営者としての歩みを止めないこと」です。
恐らく、この記事を読んでるくらいの人ですから、何かしら
✅こんな人の助けになりたい、こんな人を幸せにしたい
✅こんな世の中を作りたい
というような理想世界を持っていて、ビジネスをしている人が多いと思います。
そこに時間もお金も労力も使えばいいんです。じゃないと循環しません。
経営では循環を作ることが非常に大事で、長く繁栄する企業ほど、この循環を意識し続けています。
お金が入ってきたら、それを関わる人の幸せのために使っている企業は長く繁栄しています。
例えば、岩手に煎餅(南部煎餅)というジャンルで、販売日本一位、年商30億円の「小松製菓」という会社があります。
https://www.iwateya.co.jp/より引用
設立は1948年でもう創業から70年も続いている老舗企業です。
この会社は岩手の誇りだ
と地元の人は褒め称え、高校生も就職希望先として殺到。
本当にここの会社に勤めて良かった
という従業員は後を経たず、定年になると泣きながらやめていく従業員もいるとか。
なぜ、70年も経った今もなお、ここまで繁栄するのかというと、小松製菓に関わる「お客さま」と「社員」のことを本当に大切に考えているからです。
主力商品の南部煎餅は、時代に合わせて、常に、硬さや厚さや味を変化させて、アップデートし続けています。
それだけでなく、常に社員のことを考えています。先代の小松シキさんは
社員はお客様だと思え
と言い、従業員が嫁ぐなら、嫁入り道具を一式渡していたくらい、社員を家族同然に扱い、面倒見が良かったそうです。
その精神は二代目の小松務さんにも引き継がれ、
https://www.tv-tokyo.co.jp/より引用
✅社員はもちろん、パートにまで1人つき毎月1万円まで保育手当を支給
✅本人が希望すれば、70歳まで雇ってもらえる
✅退職後でも元従業員の仲間と働ける四季の里という蕎麦工房を創設
✅定年まで20年以上勤務した社員に年2回。66歳から80歳まで。遺族にまで渡し続ける「小松年金」
という制度を用意し、最後の最後まで従業員の面倒を見る経営スタイルです。
本当にここの会社に勤めて良かった
と口々に従業員は言い、亡くなったシキさんに恩返しするために、蕎麦工房の周辺に生える草もボランティアで刈っている元従業員もたくさんいます。
小松さんは言います。
従業員が愚痴や不満を言うようでは、会社が大きな利益を稼いでも長くは続かない
お客さんを、社員を大切に思うんだったら、そういう人たちのためにビジネスをアップデートするのが当然であり、アップデートするからこそ循環が起き、繁栄するのです。
誰のために、何のために、この事業をやっているのか、経営が傾けば傾くほど、原点に立ち返る必要があるのです。
そんなことを感じた、今日この頃でした。
では、今日は以上になります!
また、記事書きますね〜